マンションにお住まいだったご家族が、中古住宅(戸建て)を購入して住み変えをしましたた。
その家は築12年(購入時)。売り主さんが大切に使われていたので、それほど手入れをする必要もありませんでした。ただ、売り主さんの好みを実現したその家は、ご夫婦の好みとは違っていたため、LDKだけ・・普段家族がいっしょにいる大切な場所だから、、ご自分達にとって ”気持ちいい場所” にするために作り変える事にしました。
床は、杉板です。事前に見学会等で体験し 気に入っていただきました。
(*クロスは別途工事)
▲LDK
購入時には、対面型のキッチンでした。14.5帖のLDKでそれほど大きな部屋ではないのですが、キッチン部分が区画されていたために、なんだか余計に狭く感じられました。(*右の茶色のドアは既存)
対面の仕切り壁をなくしキッチンの場所を変え(西側の)外壁面にとりつけました。そうする事で部屋全体が広く感じられます。
キッチンの背面に、冷蔵庫を置場を兼ねた作り付の収納を作りました。そうする事で、キッチン、ダイニング、リビング、そして収納の向うがバックヤード的になり、4つの機能の場所を作る事ができます。収納家具は天井までの高さがないので、視覚的にはLDKをひとつの部屋として感じられます。
▲キッチン
システムキッチンは、そのまま使っています。食洗機は新しく取付ました。
前面の壁のタイルは奥様が選ばれました。予算的な事で「タイルを止めても・・」と言われたのですが、せっかく作り直すのですから、「あの時にやっておけば・・」と後悔しないよう、実現する事をお勧めしました。
毎日そこに立つたびに後悔しないために・・いや、毎日気持ちよく過ごすために。
▲冷蔵庫置場を兼ねた作り付収納
▲冷蔵庫置場を兼ねた作り付収納によって壁で仕切る事なく、キッチンとパントリースペース(右側)ができた。
▲そして、収納を中心にして家の中をぐるぐる廻る事ができるようになり、家の距離感が広がった。
▲キッチンからリビング方向
▲部屋への入り口は、ドアから、天井一杯までの高さのガラス引戸に作り変えた。
▲廊下からガラス引戸を通してリビングを見る。
▼工事完了時
【 ふじみ野の家(R) について】
施主ご夫婦は、お子さん達が小学生になった事で、それまで住んでいたマンションから中古の戸建てを購入されて住み変えました。
購入したその家はとてもきれいにされていたのですが、売主さんのこだわりで作られたインテリアと施主ご夫婦との好みが違うので、LDKのみを作り変える事にしました。
対面キッチンのLDKでしたが、キッチン部分が壁仕切られていたために、なんだか狭く感じました。そこで、キッチンの位置を動かし壁に付け、できるだけワンルームで広がりを感じる部屋を考えました。
ただ、冷蔵庫や食器棚やストックの収納が必要です。壁ぎわに並べるのでは、LDKは広いかもしれませんが、『物』で雑然としてしまいます。
そこで、冷蔵庫を置場を兼ねた独立型の作り付収納を設置し、キッチン関係で必要なものをゆるく隠し、かつ、パントリーのスペースを作る事ができました。
また、その収納で リビング(L)ダイニング(D)キッチン(K)パントリー(P)の領域をゆるく分ける事ができた上に、部屋の中をぐるぐる廻る事ができ、実面積以上の広がりを感じられるようになりました。
床には厚さ15mmの杉板を、既存のフローリングの上に張り増ししました。部屋全体が、穏やかで心地よい場所に変わりました。
■ 建築概要
建築地 | :埼玉県ふじみ野市 |
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施主 | :夫婦+子(2人) |
構造規模 | :木造2階建て |
LDK面積 | :23.9m2(14.5帖) |
施工 | :(株)内田産業 担当:堀金 山川 |
住み始めて1年後、ご夫婦にインタビューをしました。
⇒ 施主インタビュー
ふじみ野の家(R) についてのいろいろな話をブログにも書いてます。
⇒ ブログ Home Room [ Works ] ふじみ野の家(R)
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