都心の小さな土地を購入し、小さな家を建ててから6年経ち、お話しを伺ってきました。

LWH002 6年後

どうして家を建てる事を考えたのでしょう?


雨ざらしにしたくない車とバイクとペットを手元に置いて、かつ通勤の前線基地として街中で暮らしたいと考えていました。

初めは手軽に入手できる中古マンションをリノベしようと考えたんですが、古いマンションの多くはペット不可で駐車場も十分でないので断念。

新築マンションは高い上にピカピカの「高級そうな」内装は趣味に合わなかったので戸建てしかない!と。

予算に収まる新築建売はどれも窮屈そうで・・。内装の品質もセンスも自分の好みに合わず、中古戸建てを見てもこれだという物件はなかなかない。

それで、自分の都合できる予算の範囲で精一杯わがままを通すには小さな土地に小さな家を建てることだという答えに達したんです。



家を建てる事を考えだしてからどんな事をしましたか?


土地探しは、不動産屋やネットで探しました。1年くらい、20件くらい見たかな。

家の建築は、設計事務所を探しました。木造の得意なところで、あんまり個性の強くない人がいいと思って。。



LWH002 6年後

どんな家にしたかったですか?


・小さい家でもゆったり暮らせる家
・予算が少なくても本物を感じられる、安っぽくない家
・自分のライフスタイルにぴったり合った家
・作り手の主張が強すぎない家

残念ながらこの条件を満たす既製品の家はなかったです。

小さい家でも十分だと思ってました。

メーカーの家が欲しかったわけではなかったので、自分の欲しい家の作り方は"土地を探し、家をオーダーする"だと思ったんです。雑誌等でみて気に入った家も、オーダーの家だったので。



LWH002 6年後

設計事務所を探すにあたり、どんな言葉で検索しましたか?


「最小限」「シンプル」「倉庫みたいな」

いろんな事務所のサイトを見ました。



私のホームページで立ち止まっていただけた理由は?


LWHが目に留まったから。

個性の薄さが丁度いいと思いました。


多くの注文住宅の作例を見ましたけど、その多くが、作り手の自己主張が強すぎて、住み方を決められてしまいそうって思いました。

”家は素地であり、色を付けて完成させるのは住み手である自分だ”と考えるようになっていたので、己の個性と主張を世に問う野心的な建築家が作った「作品」には住みたくないと思っていたし、どこにも手を入れる余地がないほど濃厚に味付けされた家は飽きるのも早いのでは・・。だったら、初めは物足りなく思えるくらい作り手の個性が出ない、自己主張しない家の方が良いと考えたんです。志田さんの家はその考えにもっとも近いと感じました。

今にして思えばそれは間違いで、志田さんの作る家にはやはり志田さんの個性や主張がちゃんと現れているのが分かります。

でもそれは、あくまで控えめで住み手の前に立たない

それが志田さんの手がける家が持つ味だと思います。



最初の問い合せの時はどんな気持ちでしたか?


やはり、軽い気持ちでは聞けないかな・・

メールで問い合わせするにもやはりちゅうちょはします。相手はメーカーでなく個人なので冷やかしでコンタクトを取る訳にはいかないと思い、最初のメールの送信ボタンを押すまでには少し時間が掛かりましたね。



設計中はどうでしたか?楽しいとか、、めんどくさいとか、、


意外とあっさりしていました。

もっとみっちりと打ち合わせをするかと思っていたんですけど・・意外にあっさりと進んだ感じです。今にして思えば結構なわがままを言ったような気がしますが、あからさまに否定されることもなく言わんとするところを汲み取って貰えたのは良かったと思います。



LWH002 6年後

住み始めて、この家はどんなところがいいですか?


普通に快適。穏やか。



この家は、どんなところが自慢できますか?


そうじが楽(←大きな要素!)。

気がねなく車や自転車に乗れる。

立地がいい!崖地のリスクはあるけれど、それ以上の価値がある。視線が抜ける。密集地とは違う。



ひとことで表すとどんな家ですか?


『素』 『ベース』 『基地』

不本意というものがない。

自分自身で作った心地いい『素』であり『巣』

「ここに帰ってきたい!」という場



LWH002 6年後

どんな人が私(志田)に頼んでいただくといいのでしょうか?


「オーダー」できる人。

「オーダーできる」というのは、「こだわりがある」という事で、オーダーするにはお金が掛る。それを知っている人。

「物を大事にする人」とも言えます。

できあいの物で満足できないから 作る。それは、贅沢な事。だから大切にする。それがわかる人。



これから家づくりをする人へ何かアドバイスを!


家は服と違い、買ってしまってから「趣味じゃなかった」と気づいてもおいそれと買い直す訳にはいきません。なのでまず自問自答を際限なく繰り返して自分の求める家の像を出来るだけクリアに描いてください。


「一人暮らしなのに戸建てはおかしい」
「家族がいるのに小さな家は可哀想」
といった、一般的常識という名の決めつけに囚われない方がいいです。
一生で一番高価な買い物をするのに、一円の援助をしてくれるわけでもない他人の目を気にして判断を左右させるのは自分からすると信じられないことです。


オーダーメイドの家作りは、「こうゆう生き方をしたい」という事に合わせられます。

「こうゆう生き方をしたい」というのは、自分の内面、価値感を理解する事で、でも、それには時間が必要です。右に振れたり、左に振れたりしながら、だんだんその巾が縮まり、わかってきます。


オーダーメイドの価値を知った上でその贅沢を楽しんでください。
ハイブランドの既製服よりも、自分の為だけにあつらえられたオーダー服の方が贅沢。そのことを知っている人は意外に少ないですが、建築士と一対一で進める家づくりこそ、服とは桁違いのお金をかけた究極のオーダーメイドに他なりません。
人任せにするなど勿体無い!
頭から煙が出るほど考えて試行錯誤して思う存分楽しんでください。




ありがとうごさいました!


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LWH002 6年後 崖側

LWH002 6年後 崖側

LWH002 6年後 道路側

LWH002 6年後 エントランス

LWH002 6年後 1階

LWH002 6年後 1階

LWH002 6年後 ウッドデッキ

LWH002 6年後 ウッドデッキ

LWH002 6年後 キッチン

LWH002 6年後 1階玄関方向

LWH002 6年後 階段から1階をみる

LWH002 6年後 階段から2階をみる

LWH002 6年後 2階

LWH002 6年後 2階

LWH002 6年後 2階崖側の窓

LWH002 6年後 2階書斎

LWH002 6年後 2階

LWH002 6年後 2階リビング


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完成1年後

⇒ LWH002


完成4年後(2014)

⇒ LWH002 4年後


LWH002 についてのいろいろな話をブログにも書いてます。

⇒ ブログ Home Room [ Works ]LWH002




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